看護師の間では、産婦人科は人気が高い診療科です。女性患者に専門的に対応できることや、現場で学んだことを自分に生かせることなど、さまざまな魅力があることが知られています。
ただ、人気が高いということは、転職する際に競争相手がいることを念頭に置いておく必要があります。

産婦人科の看護師の募集は、ずっと出続けていることはあまりありません。
ただ、人気がない産婦人科から求人が出たままになっていることがあるのは確かです。また、看護師の採用を終えたのに求人を取り下げていないケースなどもあります。
こうした例外を除き、基本的には産婦人科の場合には魅力的な求人は出てきたらすぐになくなるものだと理解しておきましょう。

競争で勝つという考え方を持って求人に応募する必要があるため、経験がない場合転職に成功するのは困難です。
未経験の看護師が産婦人科に転職したい場合、二段階で転職活動を進めていくのがコツです。
まずは経験を積むための職場に転職し、1年から3年くらいは働いてから希望の職場の求人が出てきたタイミングで転職するのが良い方法です。希望の職場で働く前に経験を積む方法は競争力を高められるだけでなく、転職後の給与などの待遇を納得できる水準まで引き上げることにつながる点でメリットがあります。
経験は、必ずしも正職員でなくても問題はありません。派遣やパートも含めて考えて、まずは産婦人科の現場経験さえ積むことができれば良いというスタンスで仕事を探してみましょう。